ほうけい手術を検討している方にとって、術後の痛みがいつまで続くのかは最も気になるポイントではないでしょうか。
結論から言うと強い痛みは手術当日から3日程度がピークで、1〜2週間で日常生活に支障がない程度まで落ち着きます。
ただし、亀頭が刺激に慣れるまでには1〜3ヶ月程度かかることもあります。
この記事では、ほうけい手術後の痛みの経過や対処法について詳しく解説します。
ほうけい手術後の痛みはいつまで続くのか
ほうけい手術後の痛みは、個人差はあるものの一般的に1〜2週間程度で大幅に軽減します。
ただし、亀頭が下着に擦れる違和感は1ヶ月以上続くこともあるため完全に気にならなくなるまでには時間が必要です。
痛みのピークは手術当日から翌日にかけて
ほうけい手術後の痛みが最も強く出るのは、麻酔が切れる手術当日の夜から翌日にかけてです。
術後すぐは麻酔の効果が残っているため痛みを感じにくい状態が続きますが、数時間経過して麻酔が切れてくると、ズキズキとした鈍痛を感じ始めます。
この時期の痛みの特徴は以下の通りです。
| 時期 | 痛みの程度 | 痛みの種類 |
|---|---|---|
| 手術直後 | ほとんどなし | 麻酔が効いている |
| 麻酔が切れた後 | やや強い | ズキズキした鈍痛 |
| 翌日 | 中程度 | 鈍痛・つっぱり感 |
処方された痛み止めを服用することで、眠れないほど痛いというケースはほとんどありません。
3日目以降は痛みが徐々に軽減
手術から3日目を過ぎると、激しい痛みはかなり軽減されます。
「ジンジンと痛がゆい感じ」という表現が適切で、日常生活に大きな支障が出ない程度の違和感が残る程度です。
5〜7日もすると痛み止めもほぼ必要なくなり、傷口からの出血もわずかになります。
ただし、勃起時の痛みはまだ続くため性的な刺激は避けることが大切です。
完全に痛みがなくなるまでの目安
Yahoo!知恵袋では、実際にほうけい手術を経験した方から以下のような体験談が寄せられています。
「手術後の痛みとしては、1週間から10日くらいですね。その後は露出した亀頭が擦れて痛いとかがあります。亀頭が刺激に慣れるまでは1ヶ月から3ヶ月くらいかかるかもしれません。」
引用元：Yahoo!知恵袋
このように傷口自体の痛みは1〜2週間程度で落ち着きますが、亀頭が外部刺激に慣れるまでには1〜3ヶ月程度かかることを覚えておきましょう。
ほうけい手術後に痛みが出る原因
術後に痛みが出るのは、手術によって皮膚を切開・縫合していることと、これまで包皮に守られていた亀頭が露出することが主な原因です。
原因を理解することで、適切な対処法を取りやすくなります。
傷口自体の痛み
ほうけい手術では余分な包皮を切除して縫合するため、いわゆる「切り傷の痛み」が生じます。
縫合部分の皮膚が引っ張られることで、つっぱり感や軽い痛みを感じることがあります。
特に勃起時には傷口を開く方向に力が加わり、縫った糸が引っ張られるため、より強い痛みを感じやすくなります。
亀頭が下着に擦れる痛み
術後の痛みで多いのが、露出した亀頭が下着に擦れて生じる痛みです。
これまで包皮で保護されていた亀頭は粘膜状態であり、直接外部と接触することで刺激を感じやすくなっています。
この刺激痛は時間の経過とともに亀頭が皮膚化することで徐々に軽減されていきます。
手術後1ヶ月程度で亀頭の皮膚が変化し、触れられても痛みを感じなくなることが一般的です。
勃起による痛み
就寝中や朝起きた時の勃起（朝勃ち）は、術後の痛みを強く感じる原因のひとつです。
勃起すると傷口が突っ張り、縫合部分に負担がかかるためです。
この勃起時の痛みは抜糸が終わるまで続くケースが多いですが、ペニスの根元の皮を亀頭方向へスライドさせることで、傷口の突っ張りを軽減できます。
ほうけい手術後の痛みを軽減する方法
術後の痛みは完全に避けることはできませんが、適切な対処法を知っておくことで、痛みを最小限に抑えることができます。
クリニックからの指示を守りながら、以下の方法を実践しましょう。
処方された痛み止めを適切に服用する
ほうけい手術後には、クリニックから鎮痛剤が処方されます。痛みを感じた際は我慢せずに服用することが大切です。
痛み止めの効果的な服用タイミングは以下の通りです。
- 麻酔が切れそうなタイミング（手術後5〜6時間後）
- 就寝前（夜間の勃起による痛み対策）
- 痛みを感じ始めた時点
痛みが強くなってから服用するよりも、早めに服用した方が効果的です。
患部を適切に冷やす
手術当日から数日間は、患部を冷やすことで痛みと腫れを軽減できます。
ただし、直接氷を当てるのではなく、タオルで包んだ保冷剤を使用するなど、適切な方法で冷やすことが重要です。
冷やしすぎると血行不良を起こす可能性があるため1回15〜20分程度を目安にしましょう。
ブリーフタイプの下着を選ぶ
亀頭が下着に擦れる痛みを軽減するには、ペニスがあまり動かないブリーフタイプやボクサータイプの下着がおすすめです。
| 下着のタイプ | おすすめ度 | 理由 |
|---|---|---|
| ブリーフ | ◎ | ペニスが固定され擦れにくい |
| ボクサー | ○ | 適度なフィット感がある |
| トランクス | △ | ペニスが動きやすく擦れやすい |
術後1〜2週間は特に下着選びに気を配りましょう。
安静にして患部への負担を避ける
術後3〜4週間程度は、激しい運動や長時間の歩行を避け、できるだけ安静に過ごすことが大切です。
早くからハードに動くことで血腫を起こすリスクもあります。
シャワーは医師の指示に従い、患部を濡らさないよう注意が必要です。
入浴が許可されるまでは湯船に浸からないようにしましょう。
痛みが長引く場合は医師に相談を
通常、ほうけい手術後の痛みは2週間程度で大幅に軽減しますが、想定よりも痛みが長引いたり、日常生活に支障を来すような強い痛みがある場合は、トラブルの可能性があります。
我慢せずに手術を受けたクリニックへ相談することが重要です。
受診が必要な痛みの特徴
以下のような症状がある場合は、早めに医師に相談してください。
- 術後1週間以上経っても痛みが軽減しない
- 痛み止めを服用しても効かないほどの強い痛み
- 患部が異常に腫れている
- 発熱を伴う痛み
- 縫合部分から膿が出ている
これらは感染症や血腫などのトラブルが発生している可能性があるため、放置せずに受診しましょう。
抜糸時の痛みについて
手術から1〜2週間後に行われる抜糸を心配する方も多いですが、実際にはそれほど痛くありません。
糸を引き抜く際にチクッとした痛みがある程度で、麻酔の注射と比べればはるかに軽い痛みです。
最近では吸収糸を使用して抜糸不要の手術を行うクリニックも増えているため抜糸が不安な方は事前に相談するとよいでしょう。
ほうけい手術中の痛みについて
術後の痛みだけでなく、手術中の痛みも気になるポイントです。
結論から言えば、麻酔がきちんと効いた状態で手術を行うため手術中に痛みを感じることはほとんどありません。
麻酔注射時の痛み
ほうけい手術で最初に感じる痛みは、局所麻酔の注射です。
多くの方が「麻酔の注射が一番痛かった」と話すように、これが手術全体で最も痛みを感じる瞬間といえます。
ただし、最近では注射の前に麻酔クリームを塗布したり、極細の針を使用したりすることで、痛みを最小限に抑える工夫をしているクリニックが増えています。
痛みに敏感な方は、事前にこうした対策について相談することをおすすめします。
手術中は基本的に無痛
麻酔が効いてしまえば、手術中の痛みはほとんどありません。
触られている感覚や引っ張られる感覚は残ることがありますが、これは痛みではなく違和感として感じる程度です。
もし手術中に痛みを感じた場合は、すぐに医師に伝えれば麻酔を追加してもらえます。
手術時間は通常30分から1時間程度です
